先日、タイトルの講演会に行きました。
山口先生は桜美林大学で「身体心理学」をご専門に、タッチングや体とこころのつながりなどを、研究されております。
アロマセラピストとして「触れる」ことの、心身への影響や癒しのメカニズムの「根拠」をお聞きできる貴重な機会です。
皮膚には様々な感覚器や受容体があり、その刺激は脳に伝わるとともに、皮膚そのものにで「感じる」で事ができます。
五感の中でも「触覚」は、一番最初に発達し、また最後まで残る感覚です。赤ちゃんの時からお年寄りまで、触覚を刺激することで
脳を刺激し、その感性を高めることができるのです。
幸せホルモン、として有名になった「オキシトシン」も皮膚の刺激により分泌されます。
刺激、といってもその触れ方が大切です。
ゆっくりとした速度と、親しい人、愛情のある気持ちで触れること・・・
(触れる人の意識の持ち方、意図を持たずして触れることについての研究もあり、それについてはまた興味深いテーマでもあります)
私たちのからだは本当に良くできていて、ただ生きるために「食べ」て「寝てて」「排泄」「生殖」するだけではなく、それをかき立てるための「楽し」んだり「幸福」を感じる「感性」を最大に発達させてきました。
先生は「身心一如」という言葉を講義してくださいました。
「身」が先で「心」が後ににきています。
からだを健やかにしていくとこころが幸せになっていく・・・
アロマセラピストとして、触れることからお客様や身近な人を幸せに貢献できることは本当に嬉しいことだと思いました。