「アロマトリートメント」の醍醐味は、心地よいと感じる「香り」を選び、その香り

を身にまとい・感じながらトリートメントを受けることでしょう。

 

その「心地よい香り」は人それぞれ。

一般的に人気のある香り、例えばローズの香りでも「苦手」「嫌い」という方もおります。

また、いつもは好きな香りでも時には「ヘンな匂い!」と感じることもよくあります。

 

嗅覚は、五感の中でも進化の過程で早い段階で発達してきました。

その食べ物に毒性があるか、腐っていないか、敵か味方かを見分けることは生存にかかわる

事だったからです。

 

香りの成分は、鼻から大脳辺縁系と呼ばれる原始的な脳にダイレクトに伝わります。

その時間はわずか0・2秒。

この大脳辺縁系は、快・不快や感情、本能や記憶にかかわるところです。

 

香りを嗅いだ瞬間に、気分が変わったり、忘れていた記憶がよみがえってきたりするのは

この脳との関係が大きいのです。

 

アロマテラピーで精油を選ぶ時は、「好き・嫌い」をまず優先させて選びます。

 

精油の効能などから、好ましくない香りを選ぶのはおすすめいたしません。

 

 

匂いを嗅いだ瞬間の感覚は「本能が求める香り」。

いつも選ぶ、とか嫌いなはず、という思いをまずクリアにして、その瞬間の感じ方を大切に

していきましょう。

 

それが自然に、その人のからだと心に必要な香りとなりますのよ・・・